他人の何かを期待することは、日常的によくあることですよね。たとえば、子供が良い成績をとることとか、ご主人が浮気しないこととか。誰にとっても当たり前の「期待すること」ですが、実はそこに落とし穴があるのです。
「期待する」ということには、実は二つの意味があるのです。一つは、さっき示したようなことです。つまり、私自身にとって良いことを、相手に期待しています。
もう一つは、相手にとって良いことを、相手に期待します。たとえば、子供がある大学に進学したいと願っていたのなら、そうなるようにと期待することです。
この二つの違いは、とても大きなものです。前者は、相手が自分の期待通りに生きるように、なんとかしようとします。つまり、相手をコントロールしようとすることです。
もし、相手自身の希望があなたの期待と同じでなかったら、相手は不自由を感じるでしょう。そして、あなたに対して反発するでしょう。
一方後者は、相手の希望とあなたの期待は一致します。相手は応援してもらっていることに、心強く感じるでしょうね。
問題なのは、前者の期待です。あなたの希望を押し付ける期待です。相手の自由を奪う期待です。
もしあなたが、相手の希望と自分の期待が食い違っていることに気づいて、期待することを止められるのでしたら、問題はなくなるでしょう。でも、たいていの場合、自分の期待にしがみつくことによって、問題を大きくしてしまうのです。
解放してあげましょう。相手を自由にさせるのです。あなたは何も失うものはありません。安心して、幸せの中に身を置いていればいいのです。
相手の希望を、あなたの期待にしましょう。それだけで、あなた自身が楽になるのです。あなたの期待通りに相手が生きなくても、あなたが困ることは何一つないのですよ。
ただ、もし相手の希望が、あなたがあなたらしく生きることを妨げることでしたら、穏やかに断りましょう。私は自由ですと宣言するのです。
いつも、あなたらしく生きることです。そうすれば幸せでいられます。そして、その同じ自由を、相手に認めてあげることです。愛とは、そういうものなのですよ。
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